山添村
山添村(やまぞえむら)は、奈良県の北東端、緑の茶畑が広がる大和高原と呼ばれる地域にあります。村のシンボル「神野山(こうのやま)」は、星空観測の名所として知られているほか、山の北側斜面に広がる「めえめえ牧場」では約60頭の羊を放牧しており、週末には、家族連れや癒しを求める人々でにぎわいます。
奈良市や宇陀市、三重県の伊賀市や名張市に隣接しており、いずれの市からも簡単にアクセスできます。村内には名阪国道のICが3つあり、大阪圏から約1時間、名古屋圏からも1時間半程度と、都市部からも気軽に遊びに来ていただける、ちょうどいい「イナカ」です。
また山添村は、巨石や巨岩の宝庫です。それらの一部は、古代人の信仰の対象、あるいは祭祀の場所であったと見られ、磐座(岩座/イラクラ)、聖石、石神とも呼ばれています。村内に点在する巨石や巨岩の配置は偶然のものではなく、星の位置、あるいは何かの方向を示している、との説も。黒い岩が川のようになった奇景「鍋倉渓(なべくらけい)」には、「天狗が争って投げた岩のあと」との伝説のほか、古代人が夜空の天の川を岩で表したとの見方もあります。